フリーターから正社員就職しようと考えている人から、よくあるご相談です。
アルバイトと正社員の面接は、流れも雰囲気も全く違ったものですので、どうしたらいいのか迷ってしまいますよね。
本記事では、面接に悩むフリーターの方に向けて、面接で好印象を勝ち取る4つのコツを伝えています。
実際に私自身、フリーターから就活を始めて社会人になり10年が経ち、キャリアアドバイザーとしての経験も通算7年でこれまで3000件以上の相談に対応してきました。
実体験から、面接で好印象を勝ち取るための4つのコツについて、第一印象の重要性、自己紹介の仕方、フリーターをしていた理由の説明方法、逆質問の仕方について解説していきます。
この記事を読むと、面接で好印象を勝ち取るためのポイントが掴めるだけでなく、面接にも自信が持てるようになります。
それでは今日の授業も、まいりましょう!
何を話すか同様、どんな人なのかが大切
面接対策をするとき、多くの方は、何を話すかに気を配ります。
当然、それは大切なことではあるのですが、同じくらい第一印象も大事なんです。
なぜなら、面接官も人間であり、最初の印象でその人への評価を決めてしまう可能性が高いから。
例えば、あなた自身も、人への印象や評価を決める際、無意識に最初の印象に強く引っ張られていることがあると思います。
いってしまえば、親や先生から何度も聞くような、人を見た目で判断しないことは、人間には難しいんですね。
第一印象は変えられる
それでは、イケメンや美女が有利で、そうじゃない人たちはどうしたらいいんだって声が聞こえてきそうですが、いったん落ち着いてください。
第一印象とは何も、顔の造形だけの話ではありません。
もっというと、イケメンや美女でも、第一印象が悪くなる可能性は全然あります。
何が言いたいかというと、第一印象というのは、自分次第である程度は変えられるものだってこと。
もちろん、相手がどう感じるのかを100%コントロールするのは難しいですが、下記のような工夫をすることで相手がどんな第一印象を持つかをコントロールすることは可能です。
・ワイシャツにはアイロンを当てる
・靴は磨いたものを履く
・ネクタイの結び目はしっかり上げる
・胸を張って座る
・おなかから声を出す
・自然な表情と、時には笑顔で話す
あくまでも一部ですが、自分でコントロールできることがたくさんありますよね。
上記のどれかだけ行うでも、印象が変わってきますので、ぜひ試してみてください。
面白いことに、自分の気持ちも前向きになってきますので、いつもより自信をもって面接に臨めるはずです。
自己紹介の話し方
次は自己紹介のコツについてお伝えします。
難しい印象があるかもしれませんが、実はシンプルなので、ぜひ準備して面接に挑戦してください。
流れは「フルネーム→学校卒業後の経歴→自己PR→本日はよろしくお願いします」
自己紹介で話す内容に、趣味や特技の話は不要です。
面接官に聞かれたら答える必要がありますが、それは面接の合否に関係するような質問ではなく、基本的な受け答えができるかを見ているだけなんですね。
改めて、自己紹介は下記のとおりです。
たとえば、こんな感じになります。
例:大学の時から居酒屋のアルバイトを続けている田中さん(仮)のケース
田中太郎と申します。大学を卒業後、在学中から継続している居酒屋のアルバイトで接客の仕事を約3年担当してまいりまいた。私の強みは、さまざまなお客様やお店の状況に合わせた対応力がある点です。例えば、お客様がご年配の方であれば、ゆっくり大きな声でオーダーをお伺いすること、お急ぎのお客様であればお席に座られた時点で注文をお聞きすることなど、状況に応じた対応を行うことで、お客様満足度と売り上げの向上に貢献できたと考えております。その力を貴社でも活かしつつ、新しいことは積極的に学んでいち早く活躍してまいります。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
自己PRは応募先によって変える
実は、自己PRも自己紹介の中に含めて話すのが一般的なんですね。
自己PRとは、企業へのアピールポイントを伝えることですので、応募する会社や仕事に応じてその内容を変える必要があります。
例として、営業職、エンジニア、介護職で見てみましょう。
「相手に合わせた対応をする力」
「ストレスに強いこと」事務職やエンジニア:
「ミスなく作業を進められる」
「学習意欲が高いこと」
介護職:
「他者貢献の気持ちが強いこと」
「ご年配の方との関係構築力」等
職種によって求められることは違いますので、何が必要とされるかを想像したり、調べたうえで自己PRの内容を決めましょう。
「なぜフリーターだったのか」に対する答え方
面接でよくある質問の中でも、特にイヤな質問ですよね・・・。
実は、これもコツがあるので解説します!
これまでの自分の働き方・考え方に嘘はつかない
まず、面接でウソをつくのは絶対にやめましょう!
なぜなら、あとで発覚した際に内定の取り消しになるケースもあったり、そもそも話している雰囲気で違和感を感じられてしまい不採用になる可能性が高いからです。
では、何をどう伝えたらよいでしょうか。
フリーターをしていた理由としてよく出てくるのは、下記のような内容だと思います。
・やりたいことも特になかった
・何かしら夢を追いかけていた
それらの理由に良いも悪いもありません。
しっかりと事情を説明しつつ、これまでの経験をどう活かせるのか、これからどうしていこうと考えているのかを話せるようにすることが大切なんです。
就職しようと思ったきっかけや理由を、誠実に伝える
正社員になろうと思ったきっかけは人それぞれだと思いますが、大きく分けると収入の安定や将来への不安、友人や同期の活躍を見ての危機感からくるケースが多いと思います。
実はちゃんと伝えることができれば、それでOK。
たとえば、下記のような回答を参考にしてください。
例:卒業してフリーターを続けていた加藤さん(仮)のケース
「今までは書店のアルバイトを続けてきましたが、アルバイトのままでは収入面でも、積むことができる仕事の経験としても、将来に強く不安を感じることが増えました。そのため、遅くなってしまったことは重々承知の上ではありますが、この度正社員としての就職を強く希望しています。同世代の人と比べると、自分自身が遅れての社会人スタートになることを認識していますので、この度の就職では人一倍の努力をしていく覚悟で臨んでいます」
逆質問の仕方
「面接の最後に何か質問ありますか?」
必ず訪れる気、この気まずい時間・・・。
いったい何を聞けばよいのかわからない人もいると思います。
質問の内容や仕方によって印象が大きく変わる逆質問ですが、コツさえつかめば好印象を勝ち取ることができます!
意欲を感じられる質問をする
まずは、なぜ逆質問の時間があるのかを考えてみましょう。
もちろん、入社にあたって事前に確認しておきたいことを聞く時間でもあるのですが、面接官は違うとらえ方をしています。
結論、逆質問は「アピールタイム」なんです!
どういうことかといえば、面接官に質問する数とその内容で、仕事や入社への意欲を伝える時間だってこと。
つまり、逆質問ですべき質問は、意欲を感じられる内容になります。
面接で条件に関する質問は避けた方がいいでしょう。聞いたらダメというわけではなく、聞くタイミングが間違っています。ちなみにもし聞くなら、内定を勝ち取ったあとが最適です。
では、何を聞けばよいのか。
ここは正直、ベタな内容でも問題ありません。
・入社後に活躍する方の共通点
・新人がつまずきやすいポイント
上記のような質問を、3つ以上できるとよいです!
自分の考えを確認する形が◎
上記の内容をそのまま聞くだけでも印象は良いのですが、さらに良くする方法があります!
結論を言ってしまうと、「自分の考えを確認する形で聞く」のが最強なんです。
例えば、下記のような質問を参考にしてください。
こんな質問ができたら、間違いなく完ぺきです◎
面接官からの好印象間違いなしのコツで、しかも簡単にできるので、ぜひ使ってみてください!
まとめ
今日はフリーターが面接感から好印象を勝ち取るための4つのコツについて解説しました。
まとめると、コツは次の通りです。
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