そう感じて、悩んでいませんか?
この記事を読むと、今はフリーターだけど、これから正社員になりたいって考えている人の悩みが解決します。
実際に僕自身、既卒フリーターから就活を一人で始め、正社員就職ができたことはもちろん、社会人として既に約10年が経ちました。
今ではキャリアアドバイザーとして、これまで3000名以上のフリーターや既卒の方の就職相談も対応しています。
この記事はフリーターから就活を始め、正社員として働くためのステップについて解説しています。
読んでもらうことで、これからの就活に対して不安があったとしても、正社員として働くために必要なステップが理解できるようになるはずです!
それでは、今日の授業もまいりましょう!
正社員として働くために必要なステップ
フリーターから正社員になるためには、いきなり求人サイトを見たり、会社のホームページや口コミを見たりするのではなく、順を追って就職活動に臨む必要があります!
今から、順番に説明していきますね。
求人を探す前に、自己理解からスタートしよう
まずは、自己理解からスタートです。
自己理解っていろんなところで言われますが、いったい何をすればよいのでしょうか?
簡単に結論を言ってしまえば、次の3つを知ることです。
・興味(情熱)
・価値観
どう考えたらよいのか分からないと思いますので、それぞれ解説しますね!
強みを知ろう
強みとは、自分が本来持っている能力であり、周りと比べて秀でていることです。
こう聞くと、そんなものなんて持ち合わせていないって、反射的に思う人もいるかもしれません。
ですが、強みはどんな人にも必ず存在します!絶対!
例えば、こんなところにあなたの強みはあるかもしれません。
・やっていて苦ではないこと
・そんなに頑張ったわけでもないのに、周りから褒められること
・休みや時間が空いた時に、やっていること
どうでしょうか?
アルバイトの経験でも、部活動でも、何かしら思いつくことはあるはずですし、そこに強みが隠れている可能性があるので、自分の経験を思い出して、可能な限り書き出してみましょう。
特に、共通の内容や似たような回答が浮かんだ場合、それはあなたの強みである可能性が高いです。
興味(情熱)を知ろう
強みの次は、自分が何に興味があるかを知ることです。
これは強みを知るよりかは簡単かもしれませんね。
あなたはいったい、何に対してなら情熱を注げるでしょうか?
新しい発見や気づきもあるかもしれませんので、まずはどんどん書き出してみましょう。
その際、一つ注意事項を上げるとすれば、仕事である以上自分の興味も大切ではあるものの、世の中からのニーズがあるのかって考えることも同じくらい大切だってことです。
なぜなら、仕事とは、お金を払ってでもしてほしいことを代わりにしてあげることだからですね。
この考え方を持つことができる人は、仕事選びはうまく行っている傾向がありますし、その後も楽しそうに働くことができているなと、キャリアアドバイザーとしても、自分の経験からも強く感じています。
また、興味があることを仕事にしようと考えるとき、どのくらい本気度があるのかも重要です。
なぜなら、興味で仕事を選ぶということは、同じようにその分野に興味を持っている人たちや、経験のある人たちと競い合うことでもあります。
加えて、ハードワークや非常に多くの学習時間が必要になるケースも多いからです。
上記の点も踏まえたうえで、本当に興味あることを仕事にしていくのか、再検討してみてもいいでしょう。
価値観を知ろう
強み、興味まで整理できたら、自分の価値観を整理しましょう。
価値観とは、簡単に言えば、自分が大切にしたい考え方や判断基準のことです。
仕事や職場で求められる価値観と、あなたの価値観が重なっている環境で働くことができれば、充実感を手にしながら長く続けることができます。
当然ですが、長く続けることで、スキルや専門性も身に着けることができますので、職場の人から頼りにされたり、さらに自分の希望が叶いやすくなるってメリットもありますね。
仕事を選ぶ前に価値観を整理しておけると、ミスマッチの可能性もグッと下がりますので、ぜひ取り組んでみてください。
価値観を知るなら、これまでのアルバイトや部活などの経験を振り返りつつ、こんな質問に答えてみるといいと思います。
・やりがいや達成感を感じたのは?
・アルバイトや部活を頑張れたのはなぜ?
きれいにまとめる必要はないので、たくさん書き出してみましょう。
共通することがきっと見つかりますし、それはあなたの価値観である可能性が高いです!
また、価値観を知る時には、リクナビネクストの「グッドポイント診断」や「キャリア・アンカー診断」もおすすめです。
診断結果を見つつ、自分のこれまでの経験を振り返ってみると、気づきや新たな発見もあるかもしれません!
どんな仕事や会社があるかを調べよう
ここまでは自己理解のお話でした。
上記について取り組むことができたら、次は求人や会社の情報を集める段階です!
その際、見るべきポイントを順番に解説しますね。
条件だけを見てしまうと、ミスマッチになる可能性が高い
お給料やお休み、会社の規模など、きっと気になることがたくさんあると思います。
もちろん、条件も大切な項目ではあるのですが、それだけを見てしまうとミスマッチになる可能性が高いです。
なぜなら、あなたが活躍できるかどうかとは一切関係ないからです・・・!
例えば、お給料は高い方がいいでしょうし、お休みは多い方がいいでしょう。大手の方が安心感があるのかもしれません。
ただ、それはみんな同じ事であって、自分に合っているかとは、一切関係のないことなんですね。
いくら条件が良かったとしても、その仕事で活躍できなかったり、自分が大切にしたい考え方が大事にできないとしたら、その環境で続けていくのはしんどいでしょう。
また、続けられなければ、スキルや専門性を獲得していくことも難しくなってしまいますので、条件だけで仕事を選ぶのは、デメリットやリスクが大きいと言わざるを得ません。
自分の強み・興味・価値観と重なっているかを確認しよう
条件だけを見るのは、ミスマッチになってしまう可能性があることから、避けた方がいいとお伝えしました。
そのうえで、どこを見るべきなのかを解説します。
結論、自分の強み・興味・価値観と、その仕事で求められる能力や考え方がマッチしているのかを確認するのがおすすめです。
また、特に大切なのは、強み・価値観とのマッチ度合いを考えることになります。
その仕事ではどんな行動や考え方が求められそうか、何が重視されそうなのかを、できる範囲で大丈夫なので考えてみましょう。
少しでも重なりを感じられたのであれば、その仕事はあなたとマッチする可能性がありますので、応募に向けての準備を進めていくことになります。
応募書類の準備をしよう
さて、ようやく応募に向けた準備の段階です。
何が必要か、念のため説明しますね!
履歴書と職務経歴書が必要
非常に面倒だと思うのですが、フリーターからの就職活動でも、履歴書と職務経歴書が必要になります・・・!
履歴書はまだ分かる方も多いと思うのですが、実はアルバイトの経験だけだったとしても、職務経歴書もセットで用意します。
これまでの内容を整理したうえで、なるべく企業に好印象を持ってもらえるような内容を準備しましょう。
書く時のポイントを上げておきます。
・フリーターではあるが、これから頑張る覚悟があること
・自分がこれまで長く続けてきたこと、頑張ったことがあればそれも伝える
といっても、ここは非常に難しいところだと思います。
今だと応募書類の書き方については、いろんなサイトで解説されていたりしますし、自動で作成してくれるAIやツールもあったりしますので、活用できるものはどんどん使っていきましょう!
ちなみに、こういうときに就職エージェントを使ったりするのも、いいと思います。
応募書類の準備についてはもちろん、そもそもこれまで解説してきた内容についても、プロの目線で一緒に整理してくれますので。
ただ、担当者や会社によって、サポートの質やレベルが違うことは確かなので、もしエージェントに登録する際には気を付けた方がいいです。
残念ながら、当たりはずれがあるのも確かなので。
とはいえ、いい人に担当してもらえると、自分でも気づけなかった強みや可能性を見つけてくれたり、普通に応募しても選考が通らない会社だって通してくれることもあるので、使いようによっては本当に良いサービスだと僕は思います。
応募は多くても一度に3社~5社まで
未経験から募集をかけている職種は、販売、営業、製造、IT、介護などが主な分野となります。
自分の強みが活かせそうなのはどこかを考え、正社員として働けるよう応募活動を進めていきましょう。
応募をするときは、やみくもに応募をするのではなく、しっかりとこれまでの内容について整理をしたうえで、面接準備に時間をかけましょう。
個人的な経験と、これまで既卒やフリーターの方の就活支援をさせてもらって言えるのは、一度に応募するのは、多くても3社~5社でいいです。
理由は、それ以上の応募になると、準備に避ける時間や労力が分散し、どれも半端な状態で面接を迎える可能性があるからです。
数うちゃ当たるって考え方や、とにかく応募しましょうってエージェントが存在することも確かですが、僕としてはおすすめできないです。
最小の労力で最大の結果が得られた方がいいでしょうから、一つ一つの選考に集中していきましょう!
面接の準備をしよう
履歴書も職務経歴書も用意できたら、いよいよ面接の準備です。
苦手意識を持っている方も多いと思いますが、避けては通れない面接と、その準備についても解説します!
面接でよく聞かれる質問
面接の流れは、基本的には決まっていますので、どの分野でも共通する点が多いです。
もちろん、中には特殊なことや想定外のことを聞かれることもありますが、共通する質問が合否を分ける内容になっていますので、それ以外は特別な準備をしていなくてもOKです!
念のため、質問内容一例について記載しておきますね。
・学生時代力を入れて取り組んだこと
・アルバイトの経験
・就活はしていたのか
・なぜ既卒になったのか
・業界の志望動機
・職種の志望動機
・逆質問
ちなみに、面接で合否を分ける質問について、本サイト内の別記事でも解説していますので併せて参考にしてみてください。
あなたに合った環境での内定獲得を、心から応援しています!
無事に入社できたら、3年間は継続しよう【実は根拠ある数字】
上記までの内容を踏まえたうえで、内定も勝ち取ることができました。
その先のお話も、少しだけ書きます。
僕たちの親世代の人は、石の上にも3年って言いますよね。
実は、この数字はキャリアアドバイザーとしても、面接官や採用担当者としても、根拠ある数字なんです!
というのも、社会人経験がある、何かしらの分野でスキルや実績があるとみなされる一つのラインが3年なんですね。
また、既卒の方は、仮に入社してもらったとしても定着への懸念を持たれてしまうことから、3年以上の就業経験を積めるかが先の仕事選びでも重要になります。
逆に言うと、既卒で入った会社や仕事を3年続けることができれば、既卒であることはマイナスではなく、経験や伝え方によっては強みになることもあります。
つまり、3年以上の正社員経験を積むことで、次の転職や30代以降のキャリアが全く違ったものになるってことです。
一例として、いろんな方のご相談対応をしている中で、また自分自身が20代から30代になった中で感じることを上げておきます。
・周りの友達や知り合いが、出世したり、好きなことを仕事にしている
・よりよい環境やキャリアアップのための転職をしたいと思う
大事な就職活動で、大変なこともあると思いますが、ぜひ前向きに取り組んでいきましょう!
※なお、パワハラとかセクハラとか、そういった問題ある職場は例外です。心身の安全を最優先した行動をとるようにしてください。
まとめ
ここまで、フリーターからの就活、その手順について解説してきました。
最後に内容をまとめます。
強み、興味、価値観を知る
どんな仕事があるかを調べる
自己理解の内容と、仕事や会社の接点を見つける
応募書類と面接の準備をする
履歴書と職務経歴書を書いて、応募をしていく
働き始めたら、3年は続ける
3年続けた先のあなたは、今とは全く違う自分になっています
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