
フリーターから正社員になりたいんだけど、就活って何から始めたらいいんだろう・・・。

フリーターから正社員になるために就活を始めたけど、お祈りメールが続いてツラい。。。
そんな風に悩んでいませんか?

この記事は、自分自身フリーターから正社員になって10年、キャリアアドバイザーとして8年で3000回以上の就職サポートをしてきた私が書いています。
結論からお伝えすると、フリーターの就活は厳しいですが、正社員就職は十分に可能です!
なぜなら正しいステップで就活を進めることで、事実として多くのフリーターが正社員就職を成功させているからです。
この記事ではフリーターの就活が厳しいと言われる理由と、フリーターから正社員就職を成功させるための5つのステップについて徹底解説します。
フリーターの就活は厳しいと感じている方や、フリーターから正社員就職を成功させたい方は、ぜひ最後までご覧ください!
フリーターから自分に合った会社で正社員就職を成功させたいなら、転職エージェントに相談することをおすすめします。
なぜなら求人探しや履歴書・職務経歴書の準備、面接対策まで徹底してサポートしてくれるので、自力では内定が難しい大手企業への就職も可能だからです。
プロの目線からフリーターにおすすめの転職エージェント、利用時の注意点をまとめましたので、下記の記事を参考にしてください
【厳選3社】フリーター・既卒が正社員就職するためのエージェント徹底活用マニュアル
フリーターの正社員就職が厳しいといわれる理由
フリーターの正社員就職が厳しいといわれる理由は、下記2点を企業から懸念されてしまうからです。
●企業から懸念されること
・正社員として働く覚悟がないのではないか
・入社してもすぐにやめてしまうのではないか
企業からすれば、せっかく採用してもすぐにやめられたら丸赤字になってしまうので、仕方のないことではあります。

逆に言えば、フリーター・既卒であることに関する反省や事情の説明、今回の就職ではしっかりと頑張りたいという覚悟を示すことで、内定獲得も十分可能です。
そのためにも、正しい順序で就活を進めることが大切といえます。
フリーターが正社員就職するための5つのステップ
フリーターが正社員就職を成功させるための5つのステップは、下記のとおりです。
実はいきなり求人サイトを見たり、会社のホームページや口コミを見たりするのは間違いです。
正しい就活の方法を理解することは、フリーターから正社員就職を成功させるために重要ですので、それぞれ詳しく解説します。
フリーターの就活は自己理解から
就活は自己理解からスタートします。
なぜなら就活の方向性(就活の軸)を決めるためにも、必須だからです。
自己分析とは、自分なりに下記の3つを知ることです。
・興味(情熱)
・価値観(働く上で大切にしたいこと、考え方)
フリーターが就活でやるべき自己分析①強みを知る
フリーターが就活でやるべき自己分析として、最初に強みを知ることが挙げられます。
なぜなら強みを活かせる仕事は成果を上げやすく、長く続けることが可能だからです。
強みとは、自分が本来持っている能力であり、周りと比べて秀でていることです。
「強みなんてない」と反射的に思う人もいるかもしれませんが、強みはどんな人にも必ず存在します!
フリーターが強みを見つけるためのヒントを一例として記載しますので、参考にしながら自分の強みを考えてみてください。
・やっていると時間の流れが早く感じることは何?
・やっていて、苦ではないことは?
・頑張ったわけでもないのに、周りから褒められたことは?
・休みや時間が空いた時に、やっていることは?
アルバイトの経験でも、部活動でも、何かしら思いつくことはあるはずです。
自分の経験や感情を思い出して、可能な限り書き出してみましょう。

特に、共通の内容や似たような回答が浮かんだ場合、あなたの強みである可能性が高いです!
フリーターが就活でやるべき自己分析②興味
フリーターが就活でやるべき自己分析として、興味を知ることも重要です。
なぜなら興味があることを仕事にできれば、しんどいことがあっても続けられる可能性があるからです。
自分は何に興味があるのか、新しい発見や気づきもあるかもしれませんので、改めて書き出してみましょう。
仕事にする以上、世の中からのニーズがあるのかって視点をもつことも大切です。
なぜなら、仕事とは、お金を払ってでもしてほしいことを、代わりにしてあげることだからです。
この考え方を持つことができている人ほど、仕事がうまく行っている傾向があります。
また、興味で仕事を選ぶということは、同じようにその分野に興味を持っている人たちや、経験のある人たちと競い合うことでもあります。
そのため、どのくらい本気で仕事にしたいのかを考えることも重要でしょう。

自分の興味について書き出した上で、興味があることを本当に仕事するか検討してみるとよいですね。
フリーターが就活でやるべき自己分析③価値観
価値観を知ることも、フリーターが就活を成功させるためには重要です。
なぜなら価値観を理解することで、自分と会社の大切にしたい考えがマッチしているかを判断できるようになるからです。
価値観とは、働く上で自分が大切にしたい考え方のことを指します。
価値観が整理できると、入社後のミスマッチの可能性もグッと下げられます。
価値観を知るための質問の一例を記載しますので、ぜひ書き出してみてください。
・どんな時にいら立ちを感じた?
・やりがいや達成感を感じたのは?
・アルバイトや部活を頑張れたのはなぜ?
・自分が働く上で大切にしたいことは何?

価値観を知る時には、リクナビネクストの「グッドポイント診断」や「MBTI診断」のような、ツールを活用するのも有効です。
診断結果を見つつ、自分のこれまでの経験を振り返ってみると、気づきや新たな発見があるかもしれません!
どんな仕事や会社があるかを調べよう
ここまでは自己理解のお話でした。
上記について取り組むことができたら、次は求人や会社の情報を集める段階です!
その際、見るべきポイントを順番に解説しますね。
条件だけを見てしまうと、ミスマッチになる可能性が高い
お給料やお休み、会社の規模など、きっと気になることがたくさんあると思います。
もちろん、条件も大切な項目ではあるのですが、それだけを見てしまうとミスマッチになる可能性が高いです。
なぜなら、あなたが活躍できるかどうかとは一切関係ないからです・・・!
例えば、お給料は高い方がいいでしょうし、お休みは多い方がいいでしょう。大手の方が安心感があるのかもしれません。
ただ、それはみんな同じ事であって、自分に合っているかとは、一切関係のないことなんですね。
いくら条件が良かったとしても、その仕事で活躍できなかったり、自分が大切にしたい考え方が大事にできないとしたら、その環境で続けていくのはしんどいでしょう。

また、続かないとスキルや専門性を獲得していくことも難しいので、条件だけで仕事を選ぶのは、やっぱりデメリットやリスクが大きいです。
自分の強み・興味・価値観と重なっているかを確認しよう
条件だけを見るのは、ミスマッチになってしまう可能性があることから、避けた方がいいとお伝えしました。
そのうえで、どこを見るべきなのかを解説します。
結論、自分の強み・興味・価値観と、その仕事で求められる能力や考え方がマッチしているのかを確認するのがおすすめです。
また、特に大切なのは、強み・価値観とのマッチ度合いを考えることになります。
その仕事ではどんな行動や考え方が求められそうか、何が重視されそうなのかを、できる範囲で大丈夫なので考えてみましょう。
少しでもマッチしていると感じられたのであれば、その仕事は適職の可能性がありますので、応募に向けての準備を進めていくことになります。
ちなみに、求人の探し方については、くわしく下記の記事でも解説していますので、あわせて参考にしてください。

応募書類の準備をしよう
自分の就活の軸を整理して、正しい方法で求人を集めたら、ようやく応募に向けた準備の段階です。
何が必要か、念のため説明しますね!
履歴書と職務経歴書が必要
非常に面倒だと思うのですが、フリーターからの就職活動でも、履歴書と職務経歴書が必要になります・・・!
履歴書はまだ分かる方も多いと思うのですが、実はアルバイトの経験だけだったとしても、職務経歴書もセットで用意します。
これまでの内容を整理したうえで、なるべく企業に好印象を持ってもらえるような内容を準備しましょう。
書く時のポイントを上げておきます。
・フリーターではあるが、これから頑張る覚悟があること(志望動機)
・自分がこれまで長く続けてきたこと、頑張ったことがあればそれも伝える(自己PR)
といっても、ここは非常に難しいところだと思います。
今だと応募書類の書き方については、いろんなサイトで解説されていたりしますし、自動で作成してくれるAIやツールもあったりしますので、活用できるものはどんどん使っていきましょう!
ちなみに、こういうときに就職エージェントを使ったりするのも、いいと思います。
応募書類の準備についてはもちろん、そもそもこれまで解説してきた内容についても、プロの目線で一緒に整理してくれますので。
ただ、担当者や会社によって、サポートの質やレベルが違うことは確かなので、もしエージェントに登録する際には気を付けた方がいいこともあります。

とはいえ、いい人に担当してもらえると、自分でも気づけなかった強みや可能性を見つけてくれたり、普通に応募しても選考が通らない会社だって通してくれることもあるので、使いようによっては本当に良いサービスだと僕は思います。
フリーター・既卒の人がエージェントを使う際の注意点や選び方のコツ、信用できる担当者についてなど、徹底解説した記事もありますので、かしこく就活を進めるために活用してください。

応募は多くても一度に3社~5社まで
未経験から募集をかけている職種は、販売、営業、製造、IT、介護などが主な分野となります。
個人的な経験と、これまで既卒やフリーターの方の就活支援をさせてもらって言えるのは、一度に応募するのは、多くても3社~5社でいいです。
理由は、それ以上の応募になると、準備に避ける時間や労力が分散し、どれも半端な状態で面接を迎える可能性があるからです。
数うちゃ当たるって考え方や、とにかく応募しましょうってエージェントが存在することも確かですが、僕としてはおすすめできないです。
最小の労力で最大の結果が得られた方がいいでしょうから、一つ一つの選考に集中していきましょう!
面接の準備をしよう
履歴書も職務経歴書も用意できたら、いよいよ面接の準備です。
苦手意識を持っている方も多いと思いますが、避けては通れない面接と、その準備についても解説します!
面接でよく聞かれる質問
面接の流れは、基本的には決まっていますので、どの分野でも共通する点が多いです。
もちろん、中には特殊なことや想定外のことを聞かれることもありますが、共通する質問が合否を分ける内容になっていますので、それ以外は特別な準備をしていなくてもOKです!
念のため、質問内容一例について記載しておきますね。
・学生時代力を入れて取り組んだこと
・アルバイトの経験
・就活はしていたのか
・なぜ既卒になったのか
・業界の志望動機
・職種の志望動機
・逆質問
ちなみに、面接で合否を分ける質問について、本サイト内の別記事でも解説していますので併せて参考にしてみてください。

あなたに合った環境での内定獲得を、心から応援しています!
無事に入社できたら、3年間は継続しよう【実は根拠ある数字】
上記までの内容を踏まえたうえで、内定も勝ち取ることができました。
その先のお話も、少しだけ書きます。
僕たちの親世代ふくめ、昔の人は、石の上にも3年って言いますよね。
実は、この数字はキャリアアドバイザーとしても、面接官や採用担当者としても、根拠ある数字なんです!
というのも、社会人経験がある、何かしらの分野でスキルや実績があるとみなされる一つのラインが3年なんですね。
また、入社後しばらくして転職を考えたとしても、3年未満で離職する形になってしまった場合、定着への懸念を一層持たれてしまうことから、3年以上の就業経験を積めるかが先の仕事選びにも影響します。
逆に言うと、既卒・フリーターで入った会社や仕事を3年続けることができれば、既卒であることはマイナスではなくなり、経験や伝え方によっては強みになることもあります。
つまり、3年以上の正社員経験を積むことで、次の転職や30代以降のキャリアが全く違ったものになるってことです。
例として、いろんな方のご相談対応をしている中で、また自分自身が20代から30代になって痛感したことをあげておきます。
・周りの友達や知り合いが、出世したり、好きなことを仕事にしている
・よりよい環境やキャリアアップのための転職をしたいと思う
大事な就職活動で、大変なこともあると思いますが、ぜひ前向きに取り組んでいきましょう!

パワハラとかセクハラとか、そういった問題ある職場については、このお話は例外です。心身の安全を最優先した行動をとるようにしてくださいね・・・!
まとめ
フリーター・既卒からの就活が厳しい理由と、その手順について解説してきました。
さいごに、内容をまとめます。
強み、興味、価値観を知る
・どんな仕事があるかを調べる
自己理解の内容と、仕事や会社の接点を見つける
・応募書類と面接の準備をする
履歴書と職務経歴書を書いて、応募をしていく
・働き始めたら、3年は続ける
3年続けた先のあなたは、今とは全く違う自分になっています

フリーター・既卒の就活は、動き出しが遅いほど不利になってしまうので、いますぐに進めてまいりましょう!
あなたの就職が成功することを、心から応援しています!
コメント