【回答例あり】フリーターが面接で聞かれることについて徹底解説

面接対策

フリーターから正社員になるために面接を受けるけど、何を聞かれるかわからない。

結局、面接では何を気を付けたらいいんだろう。

そんな風に悩んでいませんか?

運営者
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この記事は自分自身がフリーターから大手ホワイト企業に正社員就職を実現し、キャリアアドバイザーとして8年間で3000名以上の方の就職・転職をサポートしてきた筆者が書いています。

読むことで、フリーターが面接でよく聞かれることと、正社員に就職するための面接準備について、何をどうやったらいいのかすべてわかります。

自信をもって面接に参加できるようになり、内定を勝ち取ることで、自立や社会人としての安定した暮らしを叶えられるようになります。

ぜひ最後まで読んでください!

面接はミスマッチを防ぐためにある

まず、そもそものお話として、面接って何のためにあるんでしょう?

目的を理解していないと、具体的に何をすればよいのかも当然わからないので、最初に目的を理解しておくことが大切ですよね!

実際に企業の担当者と話すことで、その会社で問題ないのかを確認しよう

面接で話す人は、いうなればその会社の顔となる人です。また、場合によっては上司として一緒に仕事をする可能性もあります。

その人が、人間的に問題ないか、印象はどうなのかを見ておくことは非常に大切ですよね。

面接で話すことで、もし内定をもらった場合、そのままに入社してよいのかを判断するチャンスになります。

運営者
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面接は準備や対策などが大変だと思いますが、ぜひ前向きな気持ちで取り組んでいきましょう!

早く辞めてしまわないかどうかを見られていることを理解しておこう

大切なお話なんですが、企業からしても、ミスマッチは避けたいんです。

仕事を探している側からすれば当たり前の感覚だと思いますが、実は採用する企業側としても同じ気持ちなんですね。

だから、入社したらどうやって貢献しようと考えているのか、すぐにやめたりはしないってことを伝えられるかどうか、理解してもらえるかどうかが勝負どころです。

面接がうまく行く人は、そこをちゃんと伝えられていますし、うまく行かない人はそれができていない可能性が高いってことです。

また、続いて大切なお話になりますが、面接官や採用担当者は本音を教えてくれません。これが就活の難しいところで、落ちても理由を教えてくれないんですね。

だから、修正や改善が難しいし、お祈りされることが増えてしまう。

運営者
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仕方ないんですが、これって本当に良くないことだと思っています。なので、採用面接も担当していた私が、担当者の本音を交えながら面接でよく聞かれることを解説します。

面接でよく聞かれること

では、ここからは面接で聞かれることについて順番に解説します。

会社によって違う部分もありますが、基本的に勝負を決める質問は共通していますので、参考にしながら準備を進めてみてください!

自己紹介

「ではまず、自己紹介からお願いします」

最近は聞かれないケースもありますが、やっぱりよくある質問です。

質問の意図としては、事前の準備ができる人なのかを見ることと、基本的なコミュニケーション力を図るためです。

ここでのポイントとしては、自己紹介はどれだけ長くても1分以内に収めることと、絶対に元気よく話すことです。

あと、自己PRもここで軽く伝えておきましょう。

自己PRは、会社へのアピール内容のことですので、その仕事や会社で活かせそうなこと、求められていそうなことを想像して話せるようになることが重要です。

それを踏まえたうえで、「フルネーム→経歴説明→自己PR→本日はよろしくお願いします」の流れで話せるように準備しておきましょう。

例:飲食でアルバイトの経験があるAさんが、営業職に応募する場合

Aと申します。学生時代から継続している飲食店で接客の仕事を行っています。私の強みはお客様のニーズや状況に応じた対応ができる点です。その力を貴社の●●(応募する職種)でも活かし、いち早く結果を出せるように尽力していきたいと考えています。本日はよろしくお願いします。

これぐらいシンプルでOKです!

ちなみに、自己紹介と自己PRの違いがよくわからないって方もいると思うので、補足します。

・自己紹介は、相手に自分のことを伝える
・自己PR、相手にアピールする
運営者
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つまり、自己紹介の中でも、とくに自分の強みやアピールしたいところを話すのが自己PRってことですね。

フリーターをしていた理由

今までフリーターをしていた理由を聞かれるパートです。

質問の意図としては、なぜ正社員ではなくフリーターをしていたのかを確認することはもちろん、社会人になるにあたって考えの甘さはないかを確認するためです。

ポイントとしては、嘘はつかないこと、自責の気持ちで回答をすることがあげられます。

こういう理由でフリーターになってしまったけど、今はそれを反省しているし、これからは頑張りたいって気持ちが伝われば◎

例:学生時代に就活はしていたけど、そのまま卒業した人の場合

学生時代にも就活はしていたのですが、どうしても自分の将来がうまくイメージできず、そのまま卒業を迎える形となってしまいました。本来であれば、学生時代に将来について考え抜き、進路選択ができればよかったと痛感しているのですが、どうしてもそれが難しかったので、現在に至ります。今後については、自身の将来を真剣に考えることはもちろん、まずは与えられた仕事やチャンスに全力で取り組む中で、社会人としての役割を全うできる自立した人間になりたいと考えています。

運営者
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ちょっと例文はカッチリしすぎているかもしれませんが、ウソ偽りなく、自分の反省点と今後への意欲を伝えることで、回答として十分なレベルに仕上がっていますね!

フリーターから正社員就職を希望する理由

フリーターから正社員になりたい理由を聞かれるパートです。

質問の意図としては、社会人として働く上での覚悟をしっかりと持っているのか、それを改めて確認するために聞いています。

ポイントとしては、改めて嘘をつく必要はないこと、これまでの経験をどう活かせると考えているのか、社会人としてのスタートが遅くなっている中でどうやって巻き返そうと考えているのかなど、覚悟面を伝えることが大切。

例:お金の面でフリーターは厳しいと感じている人の場合

正社員としての就職を希望しているのは、①経済的にも、経験としてもアルバイトのままだと自立や将来の活躍ができなくなってしまうことを、遅ればせながら肌で感じているため、このタイミングで就職することを強く希望しています。今後につきましては、②これまでのアルバイトの経験で身に着けた対応力を活かしつつ、新しいことは積極的に学んで、いち早く活躍できる人材になりたいと考えています。③自身の認識の甘さから、社会人としてのスタートが遅れてしまったことを強く反省しているため、この度の就職では人一倍の努力を行っていく覚悟でいます。

運営者
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①は嘘のない気持ち、②はこれまでの経験をどう活かそうと考えているのか、③は反省と覚悟を伝える文言です。参考にしながら回答を準備してみてください。

志望動機

志望動機を聞くのは、応募者の熱意を確認することで、早く辞めてしまわないかをチェックするためです。

そして、志望動機は主に下記の3つで構成されています。

・業界の志望動機
・職種の志望動機
・会社の志望動機

また、業界と職種の違いが分からないって方もいると思いますので、簡単に説明します。

・業界はグループである(飲食、製造、医療など)
・職種はグループの中での役割(ホール、キッチン、店長など)

上記を抑えたうえで、それぞれの志望動機を準備します。

業界の志望動機は、その業界のどこが良いと感じているのかを書き出してみるとよいでしょう。

大きな仕事に携われそう、安定していそう、自分がもともと興味があった等、なんでも構いませんが、自分なりの言葉で説明できるようにすることが大切です!

職種の志望動機は、その職種を希望する理由はもちろん、自分のどんな経験や考え方がその仕事で活かせると考えているのかをセットで伝えられたらOKです!

そして、会社の志望動機は、その会社のどこに魅力を感じているのかを書き出し、なるべく意欲が伝わる形で回答を作っていきましょう。

例:IT業界の中で研修制度が手厚い会社を志望する場合

IT業界を志望しましたのは、社会的な需要が圧倒的に強く、資格取得やスキルの向上などの努力次第で長期的に活躍できると考えたからです。また、中でも御社を志望しましたのは、研修制度が他社様と比べても手厚く、そういった環境であれば自分の努力次第で早期からエンジニアとして活躍していけると確信したためです。これまでフリーターとして、遅れのある状態になってしまっていますので、私としては今後は自身の努力でいちはやく社会人として活躍できる状態を作りたいと考えていますので、以上の理由から志望いたしました。

運営者
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業界とその会社に挑戦したい理由がわかりやすく、意欲も伝わりますので、非常に良い回答だと思います◎

将来のビジョン

「入社してからどんな活躍をしていきたいと考えていますか?」

特に20代の方が受ける面接で、よくある質問です。

質問の意図としては、この仕事や業界のことをある程度でも理解できているか、将来のことを考えたうえで面接に参加できているのかを知ることで、ミスマッチの可能性を判断するためです。

回答の際、抑えておくべきポイントとしては、ちゃんとこの仕事や業界の特徴に触れて話すこと、なるべく2段階で回答を用意しておくことが大切になります。

例:IT業界でインフラエンジニアとして働くことを希望する場合

はい。まずは与えられた業務を一人でできるようになることを目指します。運用や保守などの業務を行いつつ、CCNA(業界に関する資格名)の取得に励み、3年後にはネットワークの構築まで一通り担えるエンジニアになりたいと考えています。

運営者
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業界に関する資格名や具体的な年数を入れて話すことで、より活躍の意欲を面接官に感じてもらえる回答になっていますね!

逆質問

「面接の最後に何か質問はありますか?」

これも必ず面接の中で聞かれます。

質問の意図としては、質問の内容や数を通じて、応募者の意欲や熱意を確認することで、お察しの通り質問がないのはNG。

みなさんも、興味のある人には質問をすることで、その人のことを知りたいって思いますよね。

面接官からしても、もし本当に入社したいと考えているなら、なにか質問の一つや二つはあるよねって感じで応募者のことを見ていますので、絶対に質問するようにしましょう。

ただ、質問なら何でもいいのかっていうと、それは全く違います。

例えば、下記の質問は特にNG

・条件に関する質問(有給、給料、ボーナス等)
・ホームページや求人票に書いている内容
運営者
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条件に関することは大切なんですが、面接で聞くのではなく、内定をもらえた後に聞くようにしましょう!

改めてですが、面接官は長く活躍してくれる方を採用したいと考えていますので、意欲や熱意が伝わる質問がいいです。

【面接官が意欲を感じる質問例】
・入社までに準備しておくべきこと
・活躍している人の共通点
・大変なところと乗り越えるために持っておくべき心構え
さらにコツをお伝えすると、自分の考えを確認する形で聞けたら最高ですね。
例:逆質問を自分の考えを確認する形で聞く場合

私としては、周囲と円滑にコミュニケーションが取れる方、学ぶ意欲の高い方が貴社にて活躍されているイメージがあるのですが、実際に活躍なさっている方の共通点はどのようなものでしょうか?

運営者
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上記のような質問は、意欲も、活躍の可能性も感じてもらいやすいのでバッチリです!

面接のマナー

面接での服装は、絶対にスーツ一択です。

業界や会社によっては、私服でOKですって書いているケースもありますが、それはスルーしましょう。

結局、スーツをちゃんと着てくる人と、普段着で面接に参加する人のどちらが印象に良いかといえば、スーツをちゃんと着てくる人に決まっています。

また、服装については下記のように注意点があります。

・(男性なら)ネクタイは必ずしめる
・ボタンは第一ボタンまでしっかり閉じる
・シャツにはアイロンを当てておく
・靴は磨く
・かばんは自立する形のものを選ぶ
・髪の毛は目にかからないように整える等
運営者
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面接の時間はあくまでも選考される場になるので、その時間だけは相手に合わせた服装、言葉選びができるとよいですね。

面接準備は一人で進めるのではなく、人から意見をもらったほうがよい

ここまで、面接でよく聞かれることについて解説してきました。

最後に、重要なポイントをお伝えします。

それは、面接の準備は一人ではなく、人から意見をもらいながら進めた方が絶対良いってことです。

なぜなら、面接で評価をするのは他者であり、他者の目線で準備がどれだけできているのか結果を大きく左右するからです。

例えば、スポーツでも勉強でも、自分が今なにを、どんな状態で行えているのか、客観的に確認しながら進めたり、適切なタイミングでアドバイスをしてもらった方がうまくいきますよね。

面接や就活も同じで、自分の話す内容や表情などを確認してもらいながら、時には指導をしてもらいながら進めた方が絶対に効率がよいです!

そのとき、親や友達などの身近な人でも悪くはないのですが、なるべくプロの目線でコメントしてくれる人に相談をした方がいいです。

たとえば、べんりな世の中で、転職エージェントを使えば、ここまで解説してきたような面接でよく聞かれる質問に対する回答を一緒に作ってくれたり、模擬面接も無料でやってくれます。

運営者
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個人的にはフリーターから就職するならエージェントを使わない手はないと思います。無料ですし、相性が合わなければ担当を変えてほしいと伝えるだけなので。

また、紹介された求人が違うなって思えばそれもちゃんと伝えることで、どういう会社や仕事なら現実的によさそうかを一緒に考えてくれますので、めちゃくちゃおすすめです。

フリーターから就職したいなら、若者に特化したエージェントを頼ってみるといいでしょう。

改めてにはなりますが、相談は無料ですし、違うかったら辞めますって伝えるだけなので、ぜひ相談だけでもしてみてください。

確実にひとりでやるよりも、うまく行く可能性が高まると思います!

まとめ

面接でよく聞かれる質問と準備について、それぞれ解説しました!

・面接はミスマッチがないかを確認するための場

・採用担当者は「長く活躍してくれる人」を求めている

・面接でよく聞かれるのは「自己紹介」「フリーターをしていた理由」「フリーターから正社員就職を考えている理由」「志望動機」「将来のビジョン」「逆質問」

・面接は第一印象も大切
・一人で進めるのではなく相談しながら進める

準備が大変だと思いますが、フリーターから正社員就職を実現するには、早い方が絶対に良いです!

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この記事を書いた人
やまD

大学卒業後、フリーターとして働きながら就活を始めてリクルートに入社。広告営業職を経験後、キャリアカウンセラーとして社内MVPやマネージャー賞の受賞も経て、通算8年経験。これまでの相談実績は3,000名を超える。並行して、高校生に向けてのキャリア教育プログラムや進路指導の実施、厚生労働省事業である地域若者サポートステーションの広報イベントに全国の職員代表としての登壇経験もあり。「きっかけの有無」で人生が全く違ったものになる」自身の体験から、読者や相談者にきっかけを作りたい一心で活動中。朝の散歩と仕事終わりの一口目のビールが至福のひととき。

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